2016年10月05日

第1回地域力強化検討会が開催。

厚生労働省が平成27年9月17日に公表した「新たな時代に対応した福祉の提供ビジョン」では、「新しい地域包括支援体制(全世代・全対象型地域包括支援)を実現するために、対象者やその世帯について、分野横断的活包括的な相談・支援を実現するための方策を検討する」としていました。さらに、平成28年6月2日に閣議決定された「ニッポン一億総活躍プラン」では、「小中学校区などの住民に身近な圏域で、住民が主体的に地域課題を把握して解決を試みる体制づくり」、「育児、介護、障がい、貧困、さらには育児と介護に同時に直面する家庭など、世帯全体の複合的・複雑化した課題を受け止める、市町村における総合的な相談支援体制づくり」などを進めるとしています。
これらを踏まえ、厚生労働省では庁内横断的な取り組みとして、「「我が事・丸ごと」地域共生社会実現本部」を設置。住民主体による地域課題の解決力強化・体制作り、市町村による包括的相談支援体制などについて検討を行う「地域力強化ワーキンググループ」で具体的事例に基づく検討を行う「地域における住民主体の課題解決力強化・相談支援体制の在り方に関する検討会」(地域力強化検討会)の第一回会合が、10月4日、開催され、冒頭、塩崎厚生労働大臣のご挨拶がありました。(写真)

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奥山千鶴子企画委員が、この検討会委員を拝命したことから、2015年度地域まるごとケア・プロジェクト報告書を参考資料として、委員及び事務局のみなさまに配布していただきました。
「他人事」になりがちな地域づくりを、地域住民が「我が事」として主体的に取り組む仕組みづくりと、地域づくりの取り組みの支援と公的な福祉サービスへのつなぎを含めた「丸ごと」の総合相談支援の体制整備を進めるから「我が事・丸ごと」地域共生社会実現本部」ということで、本部の名前は短いですが、検討会の名前が長い。略して「地域力強化検討会」。全国から、現場で日々先進的な実践を行っている方々が集まって、協議が始まりました。年内にはまとめられて、今後の地域福祉政策に生かされていく予定です。
posted by Cheergaroo at 17:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 気になるニュース
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