
石破大臣のところへは、樋口恵子団長、高祖常子運営委員、高齢社会をよくする女性の会の河野澄子さんと事務局とでお伺いしました。
「まち、ひと、しごと創生本部の5つの柱の中の若者の結婚、出産、育児の希望を叶えるというところに、子ども・子育て支援新制度が深く関係します」と、石破大臣のお仕事と新制度とのつながりのお話をさせていただいたところ、子育てしやすい町ってどこだろう?という質問になりました。残念ながら樋口団長がお答えしている途中でタイムアップとなってしまいましたが、「女性の生き方を変えるためには、男性の生き方を変えなくちゃいけない。男性の働き方も変えなくちゃいけない」と石破大臣。「少子化解消のカギは男性が握っていると思います。家事や育児に男性も参画している家庭ほど、二人、三人と子どもが生まれています」という樋口団長の指摘に頷いて、「そもそも母親が育児に専念なんて、伝統的家庭観じゃない。嘘。仕事も育児もというのが当たり前だった。働く女性の原型は……」と、すかさず樋口団長が「農家の嫁」と引き継ぐと、「そう!」と。
かつては一族で農作業も子育ても、介護も看取りも老若男女が手を携えて行なって来た。社会保障の含み資産とさえ言われていた支え合いが、失われつつあることにも、思いを馳せることにもなりました。
国会審議の合間の慌ただしい時間帯でしたが、予定時間をオーバー、しっかりとお話に耳を傾けてくださいました。
有村大臣のところへは、国会審議の終了後、奥山千鶴子企画委員、高祖常子運営委員と事務局とでお伺いしました。奥山委員の地域子育て支援の活動に向けて、有村大臣がインタビューする形で始まった面談。妊娠期からの切れ目のない支援が重要というところでは大いに共感してくださいました。
女性活躍担当、少子化対策のほかにもたくさんのお役目を持つ有村大臣ですが、「まずは子ども・子育て支援新制度の担当大臣として、受益者負担、永続性、現実性、妥当性をしっかりと説明しながら来年の4月1日まで走って行く。新制度が大事だと思っていただけるなら、消費税増税反対の声は出ない。有権者のみなさまに納得いただけるよう、3府省が力を合わせて、平成30年までに予算をとってくる」と意気込みを語ってくださいました。
こちらも予定時間をオーバー、よりよい子ども・子育て支援のしくみづくりに、お互い力を尽くして行きましょうというところで、タイムアップとなりました。