これらを踏まえ、厚生労働省では庁内横断的な取り組みとして、「「我が事・丸ごと」地域共生社会実現本部」を設置。住民主体による地域課題の解決力強化・体制作り、市町村による包括的相談支援体制などについて検討を行う「地域力強化ワーキンググループ」で具体的事例に基づく検討を行う「地域における住民主体の課題解決力強化・相談支援体制の在り方に関する検討会」(地域力強化検討会)の第一回会合が、10月4日、開催され、冒頭、塩崎厚生労働大臣のご挨拶がありました。(写真)

奥山千鶴子企画委員が、この検討会委員を拝命したことから、2015年度地域まるごとケア・プロジェクト報告書を参考資料として、委員及び事務局のみなさまに配布していただきました。
「他人事」になりがちな地域づくりを、地域住民が「我が事」として主体的に取り組む仕組みづくりと、地域づくりの取り組みの支援と公的な福祉サービスへのつなぎを含めた「丸ごと」の総合相談支援の体制整備を進めるから「我が事・丸ごと」地域共生社会実現本部」ということで、本部の名前は短いですが、検討会の名前が長い。略して「地域力強化検討会」。全国から、現場で日々先進的な実践を行っている方々が集まって、協議が始まりました。年内にはまとめられて、今後の地域福祉政策に生かされていく予定です。