「どうも(個別ニーズを抱える)マイノリティへの施策が足りないように思います。たとえば子どもの貧困対策。子どもには何の責任もないのに、悪循環に入り込み、社会の分断にもつながっています」と勝間団長が口火を切り、「にっぽん子育て応援団が先日実施した全国自治体調査でも、子どもの貧困対策に取り組む自治体はわずかでした」と奥山企画委員が調査報告書に触れると、「国でも、市町村に向けて子どもの貧困実態調査と対策立案と実行をと、30億円の予算を確保したんだけれど、ちゃんと執行されていない。先進的に取り組んでいる自治体にネットワークモデル事業もやってもらって、お手本を示していくなど、ちゃんと進めてもらえる工夫を考えたい」と加藤大臣。
にっぽん子育て応援団立ち上げの頃に、フォーラムにご登壇くださった加藤大臣。子ども・子育て支援について熱心に取り組んできた議員のお一人でもあります。財源確保はもちろん、すべての子どもと子育て家庭を支えるための効果的な施策展開をと、かなり突っ込んだお話になりました。
ところで、「輝く女性」、「女性活躍」と言われますが、既にぎりぎりまで頑張っているのに、「もうこれ以上輝けないし、活躍も出来ない」という女性の嘆きが聞こえてきます。「ああ、よく言われます。「輝く」も「活躍」も言われたくないと」と、加藤大臣も苦笑い。「何かよい言葉はありませんか? あったら教えてください」と逆にお願いされてしまいました。